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真田昌幸を見ていて不愉快にならないためのつの3知識

大河ドラマ、「真田丸」も好調ですが、3月6日の放送を見て「真田昌幸は人を裏切る軽薄な男だ」との感想がインターネット上で寄せられています。歴史好きな人ではなく、歴史趣味ではない人にとっては、そのように映るのも仕方ないでしょう。相手を騙し、コロコロと主君を変える。現代の価値観に照らし合わせたら「軽薄」と映るのも致し方ないのですが、彼は決して軽薄な人間ではありません。そこで、真田昌幸の行動を理解する上での雑学を5つほど挙げてみるとしましょう。

時代背景を考える

主君を自分の都合の良いようにコロコロ変える。確かに現代社会の定義で考えれば、「自分の都合で転職や退社を繰り返している無責任」「自分の都合でコロコロと恋人を変える浮気者」になるでしょう。ですが時は戦国時代です。弱肉強食が蔓延り、力のない家は潰されるのが常です。転職や退社、浮気。これらで命の危機に脅かされるような事はそうそうないはずですが、戦国時代は違います。ましてや当時は、今以上に「家を残す」という考えがとても大切とされていました。真田昌幸は長男ではありませんが、兄たちが長篠の戦いで戦死し、「真田」という家を継ぐ立場になりました。さらには主君だった武田家も滅亡。より一層「家を残す」という考えが強くなっているのです。そのためには、強力な大名を翻弄する形になってでも、とにかく「生き残る」事を考えなければならないのです。

無法状態だったからこそ

戦国時代はいわば「無法地帯」のようなものです。現在のように法律によって整備されているのではなく、領地を治めている人間のさじ加減ですべてが決まっていたのです。真田昌幸としては、先にも述べたように「真田家を残す」が大きな命題なのです。むしろ「忠義」などという言葉に殉じていては、真田家が亡くなるのです。そのような状態だったからこそ、いわばなり振りなど構っていられないような状態だったのです。結果的にあのような形になっていますが、もしもですが真田昌幸が大大名であれば、違った形で生き残ろうと画策したでしょう。真田昌幸はドラマを見ても分かるように、とても頭の良い人間でした。その彼が最優先したのは自分の美学や武士道などではなく、「真田家を残す」だったのです。

まだ大名ではない

後に真田家は大名となりますが、3月6日放送の時点ではまだ大名ではありません。大名が企業の社長だとしたら、真田昌幸は下請けです。そうです、取引先次第で簡単に潰れるような所なのです。現代社会で考えたら、それまで武田家という安定した「請負先」があったものの、武田家が倒産。それにより、どこに就けば食いつなげるのか。就いた先によって敵が決まるような状況なのです。下請けである以上、とにかく後ろ盾となるような「大企業」の確保が大切なのです。

ドラマの主役という事で、それなりの地位にあるのだろうと思っている人も多いのですが、まだまだ立場は低いのです。劇中でも織田信長や徳川家康に平伏したり、北条氏直に良いように扱われる所も多々ありますが、演出云々ではなく、真田昌幸の立場ではまだまだそれらの「大名」には頭を下げなければならないのです。仮にまともにやりあったとしたら、正直、戦になどならないような戦力差があるのです。そのような状況を鑑みた時、あのような立ち振る舞いになるのは、「生き残り」という点から考えると当たり前なのです。繰り返しになりますが、真田昌幸が何を一番に考えたのかといえば、家を残す事です。武士の美学だとかではないのです。

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