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なぜお城は白と黒があるのか。諸説あるらしいので挙げてみる

お城と言えば国内外と問わず、多くの人が訪れる観光スポットとなっています。特に桜との相性も良く、桜のシーズンともなれば全国各地でイベントが行われます。4月2日は土曜日、さらには晴天という事で全国各地のお城でイベントが行われ、名古屋城では大河ドラマ誘致を兼ねたお祭り。豊臣秀吉の「一夜城」として知られている墨俣城でもお城の閉館時間を伸ばすなど、いろいろな動きが行われました。

お城と言えば迫力、様式美を両立しているのですが、白いお城もあれば、黒いお城もあります。岡山城、松本城、熊本城、広島城など、黒いお城として知られています。なぜ白いお城と黒いお城があるのか。諸説あるようですので、雑学がてら、挙げてみるとしましょう。

時代背景によるもの

「お城」という文化はかなり昔からあったのですが、技術力が飛躍的に向上したのは戦国時代です。攻められた時のためのお城としての機能はもちろんですが、戦国時代は「戦い」に関する技術革新が行われました。火縄銃はもちろんですが、それに対抗するための石垣等です。結果、お城の文化が格段に高まったのですが、黒いお城の外壁は基本的に板です。

板は言うまでもなく木材になりますので、火に弱い弱点を持っています。せっかくの「防御施設」が火に弱いというのは致命傷と言っても良いでしょう。一方、白い壁は「白漆喰壁」とも呼ばれているのですが、漆喰は板ではありません。土を固めたものであって、火に強い特性があるのです。戦国時代では実際にお城でも多々戦が行われました。結果、「どうすれば敵の攻撃から守れるのか」という考え方が広まり、結果、壁にしても成熟していったのです。

時の実力者へのアピール?

時代背景はもちろんですが、時の権力者へのアピールという考え方もあるようです。お城が多々出来たのは戦国時代から江戸時代にかけてですが、戦国時代を制したのは豊臣秀吉。1590年の小田原攻めを持って天下統一となったのですが、豊臣秀吉は「関白」という、公家の位をもらっていました。元々「武士」という存在が公家のボディーガード的な存在だった事からも分かるように、武家のトップである征夷大将軍になったとしても、公家の方は位が上です。

豊臣秀吉は関白になる事で、武家はもちろん、公家をも制した事になるのですが、言うなれば「公家のイメージカラー」が黒なのです。日本伝統のカラスも黒ですし。つまり、黒いお城というのは「豊臣秀吉に喜んでもらうため」とも言えるのです。一方、武家の棟梁でも征夷大将軍。徳川家康は征夷大将軍に任官されますが、武家のトップというと、当時は「源氏」の存在が伝説的な存在となっていたのですが、源氏のいわばイメージカラーが白になるので、征夷大将軍となった徳川家康のイメージカラーも白。つまり、白いお城は徳川家康への配慮なのではないかとする説もあるようです。

単純に予算の問題も?

先に少し触れましたが、黒いお城は基本的には板。白いお城は漆喰で出来ているのですが、秀吉や家康云々ではなく、単純に予算の問題だとする声もあります。板と漆喰とでは、漆喰の方が高くつきますので、あまりお金のなかった大名は板、お金があれば漆喰という考え方もあるようです。ですが、熊本城や岡山城など、大名のお城でさえ黒いお城もありますので、予算の問題もあるのでしょうが、そこまで切実なものでもなかったのでしょう。

現実問題漆喰の方がお金がかかるのでしょうが、大名は今で言えば社長のような存在です。さすがに「お金がないから黒に」という考え方はあまりなかったのではないでしょうか。

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